「カード現金化」への甘い誘い

「カード現金化」への甘い誘い

「ああ、今月も金欠だ」私は今日も悩んでいました。

定期収入の額が少ない私は、毎月月末には金策に苦労するのです。

今月は予定外の出費が重なりいつもの月よりピンチでした。

私が一人苦悩していると日頃から親しくしている友人が声を掛けてきました。

「そんなにお金に困っているなら消費者金融に借りればいいじゃないか?」「それも一つの手ではあるけれど、正直手続きが面倒くさいんだよね」「だったら闇金はどうだ?これなら何の手続きも必要ないし、電話一本で手っ取り早く借りられるぞ」「恐ろしいことを言うなよ」どちらかというと世間知らずの私も闇金の金利の高さはよく知っています。

お金を借りた当初は良くても後々困ることになるでしょう。

「冗談だよ」ニヤニヤ笑いの友人に私は困惑しました。

友人は私と同年配の30代ですが、妙に世慣れているところがあって、博識の割には時々突拍子もないことを言い出します。

「消費者金融もイヤ、闇金もイヤとなると後は考えつくのはクレジットカードの現金化だな」「クレジットカードの現金化?何だい、それは」私は聞き慣れない言葉に首を傾げました。

クレジットカードの意外な利用方法

「クレジットカードを現金化するためには、その大前提としてクレジットカードを所持していなければ話にならない。

君は、当然クレジットカードを持っているだろうね?」友人が私に質問します。

「ああ、確かに何枚か持っているよ」現在は年会費無料のクレジットカードも多数存在しています。

どちらかというと現金で支払いをすることが多い私も、現代日本人の例にもれずクレジットカードを数枚所有しているのです。

私は手元に一枚のクレジットカードを取り出して眺めました。

カードは所詮カードであって紙幣でも硬貨でもありません。

「でも、このクレジットカードをどうやって現金化するんだい?」私の疑問に私よりはるかに情報通の友人が答えます。

「クレジットカードには『ショッピング枠』というものがあるだろう。

急用で現金化

この『ショッピング枠』を現金にすることが、すなわちクレジットカードの現金化なんだ」「ごめん、『ショッピング枠』という言葉自体がよくわからないや」「やれやれ、君は本当に世間知らずだなぁ。

それでよく複数のクレジットカードを持っているね」友人は私の脳天気な返答に苦笑しました。